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当主の聞き書き(3) [当主の聞き書き]



(当主の個人的思い出)

質)個人的思い出で、まず祖父赤松のことについて

答)赤松は雅号で、本名は彦次郎。私の小学1年の秋まで健在だった。

  地主としての仕事以外に陵墓官をやっていて、人力車に乗って応神陵の

    そばの事務所に出向いていたと聞いている。

質)絵が達者だった?

答)いつも絵を描いていた。人にも教えていた。

質)お茶も?

答)茶道もよくしていた。

   祖父の祖父撫松は富田林の中村家などにもお茶を教えに行っていた。

 中村家に泊りがけで教えに行き、中村家からも泊りがけで 来たりしていた。

 赤松の晩年は抹茶より煎茶を好み、私も小さいのによく飲まされたので、煎茶の味を覚え、他所へ行った時など、このお茶は美味い、不味いというようなこまっしゃくれたことを言っていたそうだ。

質)姿勢正しく高潔な人柄だったようだが?

答)そばに来る人もおのずから姿勢正しくなるような人だった。私も敬語で話していたことを覚えている。

それでも 陵墓官時代、明治天皇が視察に来られた時、お迎えしたが、緊張のあまり一度に両手をあげて敬礼したのを「大失敗」と語り草にしていた。

     (続く)